Ordinary World

ヤフーから引っ越してきました。

肺に咲く花

ムード・インディゴ うたかたの日々

 
ヴィレッジ・ヴァンガードへ行く度に気になっていた本がこれ。
もう最近では本を読む気力も無くなってきた…。
その原作を映画化してくれたのはあのミシェル・ゴンドリー
先入観を捨てて観ようと自分に言い聞かせてもそれは無理だろう。
 
オープニングシークエンスからその期待通りの映像に
心の中でわーわーと騒いでいた。(家での鑑賞だから声に出しても
全然問題はなかったのだけれど…)
この一瞬のシーンを作るためにどれだけの時間と労力を費やしたのだろう。
流れていくシーンがもったいないように感じた。
本当に見ていて楽しい作品だった。
 
物語は不思議な実話(と言い張る原作者)なのだけれど、
悲しい結末にティッシュ1箱用意して下さいという監督の忠告は
必要なかった。これでは泣けないなぁ。
ラストは鉄拳のパラパラ漫画にインスパイアされたのか?と思った。
オドレイ・トトゥが嫌いな私なので、その点はマイナス。
でも雰囲気はピッタリだっかなとも思う。
意外と好き嫌い分かれる作品で評価が低かったことに、
現実をしっかり見つめたい人が増えたのかなと残念にも思う。