Ordinary World

ヤフーから引っ越してきました。

誰のせいでもない

 
11月に公開になった映画を今頃やっている。
地方住まいってホント泣ける。
そのおかげでフランコを劇場で拝めたのは嬉しかった♡
11月は休みなく働いていたし、映画を観る心境でもなかった。
 
ヴィム・ヴェンダースの映画が特別好きというわけでもない。
気力のあるときでないと借りられないという印象だし。
今まで観た作品も多分3~4本くらいだと思う。
 
この映画も抑えた作品だった。
起きた事故というのは本題ではなく、
それぞれの感情の移り変わりというか、、、ムズカシイな、
作品のHPには感情のランドスケープと書いてある。そういうこと!
その感情を3Dで表現してあるそうだけど、2Dでの鑑賞だった。
3Dはいらないような気がしないでもない、、、
 
感情を表現することは映画では当たり前のことだと思うけど、
最近では当たり前なことから反れてしまった作品が多いので
これはすごく役者さんの演技にかかっている作品だと思った。
感情を荒立てる場面も何箇所かあったけど最低限で、
このミニマルな演技で感情を表現するという意味では
素晴らしいキャストだったと思う。ジェームズ・フランコ
いい役者さんだ、イケメン贔屓無しでそう思う。
シャルロットも最近はアブナイ作品でお目にかかることが多かったから
ある意味普通の演技がとても良かった(*^_^*)
 
大人は自力で再生できるかもしれない。
けど、事故当時子供だった被害者の兄が
このストーリーの中で一番心に傷を負っていたかもしれない。
大人とは全く違った感情が蠢いていて、
いつまでも振り切れない思いが吹っ切れた瞬間のラストシーンが
爽やかな印象さえ残った。
重いテーマではあったけど決して陰鬱ではない作品だった。
いい原題だ「Every Thing Will Be Fine」
 
 

今日行った映画館では、上映予告がワクワクするものが多くて
中でもコレ!!!
 
楽しみーーー♪
密かに「わたしはロランス」「マイ・マザー」も鑑賞済み。
以前はダメと思った作品も観てみれば素晴らしかった!
何だろ、これ(^_^;) 
 
いつもお子ちゃま向けのシネコンばかり行っててチェックもしてなかった。
今年はできるだけ劇場に足を運ぼうと思う(^_^)