Ordinary World

ヤフーから引っ越してきました。

真四角なきもち

 
 
 
「トム・アット・ザ・ファーム」で完全にノックアウトされて
もう一回見てしまった(*^_^*)
映画の内容ももちろん、ヴィジュアルにもやられたかなw
トム役のドラン最高♪
 
続けて、ドラン作品「Mommy/マミー」
こちらは監督・脚本のみで本人出演は無しなのが残念!
 

 

アデルの記事の時に貼ったインタヴュー動画が削除されてしまって
内容をうろ覚えなのが残念だけど、この映画があの時語っていた
1×1サイズで撮ったもの。つまり真四角。
写真の1×1サイズは好きだけど、
映画では見慣れない画面サイズでどうなのかな、これ。
左右を切り取られた画面に閉塞感のようなものを感じながらも
ドラン監督を信じようと思った。信じてよかった。
その閉塞感こそが、主人公スティーブと母の感情そのものだったから。
す、すごいな…!!!
2回ほど普通の横長なサイズに戻るシーンがあって
その時はこの親子に希望の光が射していた。
正にスティーブが両手で画面を広げていた!
こういう方法で観客に感情移入させてしまうなんて、凄すぎる!
このサイズでのフレーミングの上手さにも唸ってしまった。
 
グザヴィエ・ドランという人は母親に何かトラウマでもあるのかな?
何かしら自分の経験が無いとここまで描ききれないと思う。
親子の絆とかいう綺麗ごとな言葉では表したくないような気もするし、
それでも何かお互いを惹きつける強い力に溢れた作品だった。
でも出口を見つけ難い問題で、結局こういう終わり方になるんだろうな…。
お向かいさんのカイラの存在も良かったな。
 
他にも「マイ・マザー」という作品もあるし、
母や同性愛がテーマの作品が多い?
私はこれで3作品鑑賞したわけだけど、もちろん全部制覇するぞ!
イマイチだった「胸騒ぎの恋人」ももう一回観ようと思う。
(*^_^*)