Ordinary World

ヤフーから引っ越してきました。

人生に乾杯!

 
ゆっくり観ようと思って温め過ぎて観るのを忘れていた映画(^_^;)      
部屋の片付けをしていてみつけたw                    
 
 
 
「人生に乾杯!」て、誰だ、こんな邦題付けたのは(;一_一)
この邦題だと、よくあるアメリカ映画のコメディの類みたいな印象を受ける。
調べてみたら、原題は「Konyec」。
「~を超えて」という意味があるらしい。「終わり」を意味するロシア語から
来ているそうで、サブタイトルもあって「コップの中の最後の一滴」なのだそうだ。
ワインのことはよくわからないけど、劇中で飲むハンガリーワインが
どうやらこのタイトルに結びついてもいるような感じ?
そう思うと、乾杯でもいいのかもしれないけど、
ちょっとニュアンスが違うような気がした。
 
年金が少なくて生活が苦しくなった老夫婦が強盗を働いてしまうという、
強ち他人ごとでは無い内容。日本の年金だってどうなるかわからない。
夫80代、妻70代の犯人故に動きはスロー。
簡単に捕まえられそうな気がするのに、老夫婦に翻弄される警官の
間抜けっぷりも映画の雰囲気作りに一役買って出ている。
次々と犯行を重ね、最後はどうなるのかと思っていたら、
悲劇で終わってしまって、これは何ともやるせない結末だったな~
と思っていたのも束の間、結局は一応ハッピーエンドだった♪
でも、終わり良ければ全て良し、という風にいかないのがまた人生。
2人の辿って来た道を思うと、
いろんな感情が交差する作品でもあったなぁ。。。
 
チャイカという車が大活躍するわけだけど、
車のことは全く分からない。分からないけど、古き良きものの価値って
時間を経なければ出ないものだし、あの砂利道を上って行った時は
何だかカッコよくも見えた(*^_^*)
最後には木端微塵になってしまって、あ~もったいない!と思った。
しかし…車ごと燃えて遺体のかけらも見つからないことに
疑問を抱かない警察もゆるゆるだな(^_^;)