Ordinary World

ヤフーから引っ越してきました。

ジャレッド・レトの苦悩

 
 
今日は台風で急遽仕事が休みになったので
30 seconds to marsのドキュメンタリー映画をゆっくり鑑賞することができた。
 
This is war ―― ジャレッドが闘っていた相手はEMIだった。
アーティストとレコード会社が揉めるケースは少なくはないけど、
詳しく知りたいと思ったこともなかった。
この映画を観たのもただのミーハーな気持ちからだったが、驚いたのは
EMIのような大手のレーベルでは、売れれば売れるほど
アーティスト側の負債が増えるという仕組みになっているということ。
そして30STMの抱えた負債額は何と3,000万ドル!
結論から言うと、この映画が作られた時点で、まだ170万ドルの負債が残っていて、
アルバムの売り上げから得た収入は1銭も受け取っていないということだ。
ただ働きもいいとこ。華やかな世界に見えても裏側は悪質なビジネスに蝕まれている。
 
ロックミュージックというものが出来た頃から
レコード会社の不透明なシステムは存在したそうだけど、
インターネットの普及で音楽が売れなくなっていることは誰もが十分承知している。
ダウンロードという形式の販売方法ができてから、
音楽を売るのがレコード会社ではなく、
元は音楽とは関係の無いシステム会社がメインになってしまったことなど、
興味深い話を音楽関係者や他のバンドメンバーが切実な表情で話してくれる。
 
私の住んでる町でも次々にCDショップが無くなり、
考えてみれば、CDを買う枚数が減ったものそのせもあるかもしれない。
ネットで買うのではなく、CDを手に取って買う楽しみを
今の若者(映画の中では21歳以下と言っていた)は知らない。
変わりゆく音楽のビジネスとしての形式、
これから先、どうなるんだろう…。
ジャレッドは見た目だけではなく心もナイスガイだった(*^_^*)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


Thirty Seconds To Mars - This Is War