砂漠でサーモン・フィッシング
-原題 Salmon Fishing in the Yemen-
大きな感動があったわけではないけど、何となく良かった。
じんわりと心に沁みるような映画だと思ったら、これはラッセ・ハルストレムだった。
監督の名を伏せて映画を鑑賞するのも面白いかも。
イエメンの砂漠に川を作って鮭を泳がせ、
そこで釣りがしたいという、金持ちのわがままにしか思えない発想の
プロジェクトを成功させるために奮闘するというもの。
この無謀な計画を軸に、ここに集まった人々の悲喜交々な思いをリンクさせ
やっぱり人間同士の関わりっていいな~と思わせるのが
監督の持ち味だなと思った。
旬な感想を抱くことができた。
ここがイギリスのうちに1度行ってみたい!(永遠にイギリスで有りますように…)
このプロジェクトでは養殖の鮭を使うことになって
はたして遡上するのか?という問題にもぶち当たったが、
遺伝子が遠い記憶を覚えていて、鮭は本能的に行動した。
舞台はイエメン。この平和ボケのようなプロジェクトに反対する一派も登場した。
中東が戦いを止めないのも、遺伝子に戦争という記憶が刻まれているからかもしれない。
鮭が流されていくシーンでうるうるしながらも
塩鮭を食べている自分に矛盾も感じたけどね(#^.^#)
遡上遡上