賢い女の逆襲
大雑把な感想としては、想像していたような内容とは違っていたので
面白かったーっ！というほどではなかった。
観た後で、この小説はアガサ・クリスティの実際の失踪事件と
似ている部分があることを知った。
こんな計画が実際にあったのかと思うと、さすがミステリー作家！
と感心してしまった。
事の発端は男の浮気なのだから、懲らしめることには賛成だ。
ゴーン・ガールにおいては、失業、親の介護、浮気という３セット。
普通に別れるだけでは気が済まなかったのでしょうね。
今、ちょうど年末で今年のニュースをどの局もやっているけど、
メディアで取り上げられることは一番痛い罰なのかもしれないとも思った。
見ず知らずな人間にまで誹謗中傷され、プライバシーも無くなる。
賢い女を怒らせるのはコワイことだ…。
そのメディアを逆手にとって、善人を繕おうとした弁護士の計画もなかなかだった。
映画の中ではやり過ぎな部分もあったので、その辺が見ていてスッキリしなかったのだと思う。どうせなら最後まで血は見ずに頭脳だけで勝負して欲しかった。
世の男性は、賢すぎない女を選ぶ方が身の為ですよ。
